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奮戦記

【10.09.06】大企業はどこまで内部留保を積み上げるのか

   大企業が内部に貯め込んだ「内部留保」は、低迷する経済情勢のもとでも異様なほど積み上がっています。

 「しんぶん赤旗」が算出したところによると、利益剰余金、資本剰余金、引当金などから自己株式を差し引いた内部留保は、資本金10億円以上の大企業(金融・保険業と郵政3社を除く)は、2009年度に10兆9000億円増やし(4・7%増)、年度末時点で243兆9000億円となっていることが明らかとなりました。

   この数字は、正社員の非正規への置き換えなどでコストを減らし、売り上げが減っても利益を蓄えていることを示しています。

 主要部分である利益剰余金は、前年度の133兆2000億円から135兆6000億円に増え、資本剰余金も80兆7000億円から86兆1000億円に増加しています。
 財務省が9月3日に発表した法人企業統計にもとづいて算出しました。

  この間、売上高は前年度の588兆1000億円から513兆7000億円に12・7%減っています。

 また、1人当たり従業員給与・賞与は565万円から539万円に減少しました。
 「しんぶん赤旗」によると、11兆円という内部留保積み増し分は、年収500万円の労働者220万人分の給与に当たり、その一部を活用するだけで雇用情勢を改善し、内需を増やすことができると指摘してます。

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