厚生労働省が27日発表した非正規労働者の雇い止め状況によると、昨年10 月から今年12月末までの失職・失職予定者は24万6847人にのぼり、前月調査時点から2539人増加しました。都道府県別では、愛知県がトップで４万１１４５人でした。

　正社員の離職数も、100人以上の解雇だけをまとめた調査結果でも5万4453人となりました。派遣の失職者のうち４割以上が中途解除で、非正規雇用の失職者のうち半数が職を失ったままの状態にあります。
　非正規労働者数は、前年同期比で2万人増で、非正規労働者の比率も前期の33.0％から34.1％に上昇しました。「派遣切り」のもとでも、全体としては正社員の非正規への置き換えが進んでいます。

　非正規雇用の失職者は、なぜ増え続けるのでしょうか。それは、法規制が実現していないからです。派遣労働法の抜本改正を、早急にすすめなければなりません。
　

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