奮戦記
【09.05.29】過去最大の“バラマキ補正予算”が成立──次の焦点は総選挙
15兆円にのぼる2009年度補正予算案が、野党が多数の参院予算委と本会議で否決されました。
それを受け、衆参の両院協議会が開かれましたが、成案を得ることができませんでした。
そのため、河野洋平議長が衆院本会議で「憲法60条2項の規定により本院の議決が国会の議決となった」と宣言。憲法の衆院優越規定により補正予算が成立しました。
補正予算の成立を受け、政府・与党は6月3日までの会期を延長し、補正関連法案や海賊対処法案などの成立をはかるとしています。
今日夕方、自民・公明両党の幹事長、国対委員長が協議し、補正関連法案と重要法案の再可決に必要な会期を確保するため、「今国会を60日以上延長する必要がある」との認識で一致したと報道されました。
それを踏まえて、麻生総理は6月1日(月曜)に、公明党の太田昭宏代表と会談し延長幅を決めるとしています。
自民・菅選対副委員長は、「(予算関連法案は)成立させた方がいいが、野党の出方次第では補正予算案が成立すれば、そこはもうフリーハンドでいいのでは」と述べています。
いよいよ解散総選挙に向けて、政局は動き始めることになります。
静岡県の皆さんとごいっしょに厚労省交渉をおこないました
静岡県の皆さんとごいっしょに、雇用問題で厚生労働省と交渉しました。
浜松を中心とする自動車会社スズキは、すでに約1000名の非正規社員の大半を解雇したうえ、4月からは間接部門で働く株式会社スズキビジネス(派遣会社)からの派遣社員の再雇用を拒否するなどの雇用破壊を進めています。
スズキでは、形式上は派遣受け入れ期間の定めのない専門業種で契約していながら、実際の仕事は一般事務の仕事をさせている違法な事例がみられます。
また、スズキビジネスからの派遣社員が、最大3年を超えて同一職場・同一業務で働かされている違法な事例もあり、労働者の立場に立ってきちんと調査した上で処分すべきです。
交渉には、元衆議院議員の平賀高成さん、瀬古由起子さんが参加しました。
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