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奮戦記

【09.01.03】戦争でテロはなくせない─アフガン泥沼化からの脱出を

 AFP通信によると、昨年1年間にアフガニスタンで死亡した米兵の数は、米国防総省などのデータをまとめた民間団体の集計によると、2001年10月の進攻後、最多の155人に達したそうです。イラクとアフガニスタンの紛争では、計4800人以上の米軍将兵が死亡していると言われます。きわめて深刻な事態です。
 オバマ米政権が、イラクからの撤退とともにアフガニスタンへの兵力集中を唱えていることも、憂うべき重大です。  

 最近、私がDVDで見たアメリカの映画「大いなる陰謀」(2007年)は、ロバート・レッドフォードが7年振りにメガホンをとった作品で、アフガニスタンでのアメリカの対テロ戦争の意味を根本的に問う内容となっています。
 ロバートレッドフォードが演ずる大学教授と無気力な生徒のやりとりが絡むなかで、いかにしてアメリカの若者が戦場にかりだされていくか、教え子が兵士として参戦したアフガニスタンの雪山でどのような悲惨な事態に遭遇したか、次期大統領と目される上院議員の最新の戦略をテレビジャーナリストにリークすることで、どのように世論を誘導しようとしてきたかなどが、描かれています。  

 アメリカが対テロ報復戦争を開始して7年、情勢は年々悪化しています。いまや「戦争でテロはなくせない」ことは明白であり、アフガニスタンでは政治解決が真剣に模索されています。
 今年こそ、平和の流れが加速されるよう、力を尽くしたいと思います。  

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