奮戦記
【08.06.02】自民党が民主党に危険な誘い水――アフガン陸上への自衛隊派遣
福田首相は、アフガニスタンの陸上での自衛隊の活動参加について検討している考えを示しました。
また、町村官房長官は、「民主党の理解をどう得られるかを常に念頭に置く」と述べたと伝えられています。
これまで政府は、憲法上からも「戦闘地域には出さない」「武力行使はしない」と言明してきました。
アフガニスタンの陸上で活動している部隊は、国際治安支援部隊(ISAF)であり、この部隊が行っているのは、タリバンに対する武力掃討作戦=戦争行為そのものです。
自衛隊を出せば、それは明白な戦争行為への加担となります。私たちとしては、絶対に容認できるものではありません。
町村官房長官が、「民主党の理解」といってるのは、民主党の小沢代表が、ISAFへの自衛隊の参加を主張していることと関連があります。
この間、宇宙基本法や国家公務員制度改革基本法、少年法改定案などで与党と民主党が妥協を重ね、法案を修正して次々成立させている流れもあります。
自民党が民主党に危険な誘い水を向けている点に、強い警戒が必要です。
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