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奮戦記

【08.01.14】四土会・旧友のつどいに参加し懇談しました

   大阪市大のOB会(四土会、商大・市大有志)に招かれ、お話をするとともに交流しました。

   私が大阪市大の大学院に在学していたころに、先生をされていた柴田悦子さん(大阪市大名誉教授・商学博士)や柴田政義さん(日本福祉大学名誉教授)、梅川勉さんなど、懐かしい方々が多数参加されていました。

 太平洋戦争中に反戦活動をしたとして教官や学生が検挙された「商大事件」関係者もおられます。故上林貞治郎先生を中心とするそのグループは、「四土会」をつくり交流を深めてきたそうです。
 いちばん若い方でも75歳。80歳前後が多数を占めるという年齢構成ですが、いまでも大変意気高く、地域や団体、福祉・社会保障、労働者教育などの分野で大活躍されています。

 

大阪商大事件とは?

 大阪商大事件というのは、太平洋戦争中の1943年から1945年初めにかけて、大阪商科大学(大阪市立大学の前身校)の教員・卒業生・学生ら数十名が治安維持法違反容疑で特別高等警察によって検挙、投獄された事件です。
 約50名も検挙されましたが、そのうち約30名が起訴され3名が実刑判決を受けました(うち若干名は執行猶予により釈放)。
 起訴されなかった者もそのまま未決囚として拘置所・刑務所に拘留されました。

 拷問、栄養失調などにより3名が獄死、数名が精神に異常をきたすという痛ましい結果をまねきました。
 事件の被告・拘留者は、1945年10月の連合軍総司令部による政治犯釈放指令で初めて解放されました。
 当事者の体験記として、上林貞治郎著『大阪商大事件の真相─大阪市大で何が起こったか』(日本機関紙出版センター、1986年)が、生々しく伝えています。

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