今日は、福田康夫総理大臣の所信表明演説に対する各党代表質問の２日目です。

　公明党、日本共産党、社民党、国民新党の順番で質問し、日本共産党を代表して、志位和夫委員長が質問に立ちました。
　志位委員長は、最初に沖縄戦の歴史教科書問題を取りあげ、沖縄県民の意思にどう答えるかを問いました。
　高校教科書の文部科学省の検定で、沖縄戦に「集団自決」への日本軍の強制があったとする記述が削除されました。
　この政府による歴史の歪曲に対して、沖縄では島ぐるみの怒りがわきおこりました。

　９月２９日には、検定意見撤回を求める県民大会に、１１万人に以上の方々が参加しました。

　この問題を引き起こした責任は、政府・文部科学省にあります。
　志位委員長は「政府は自らの責任において、検定意見の撤回と、強制記述の回復という県民の要求にこたえるべきです」とのべました。
　福田総理は、県民の意思を「重く受け止める」とのべ、どのような方法があるか「検討する」と答えました。

　志位委員長は、このほか「貧困と格差」の問題で、非正規雇用の規正に踏み出すこと、社会保障予算抑制路線からの転換をはかることを求めました。
　さらに、行き過ぎた大企業・大金持ち減税をただして財源を確保することを主張しました。
　また、米国の報復戦争を支援するための海上自衛隊派遣をとりやめることなどを求めました。

　来週からは、舞台を予算委員会に移して論戦を続けることになります。

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