奮戦記
【07.03.11】改憲手続法案―安倍首相が今国会での成立を強調
今日のNHK番組で、安倍首相は、憲法改定の手続きを定める国民投票法案(改憲手続法案)について、あくまでもこの国会で成立させることを強調しました。
安倍首相は、憲法改定手続きを「進めていくための法律がない。国会としてその義務をおざなりにしてきたが、その義務を果たしていく。与野党間で合意して成立することが望ましい」と述べ、今国会中の成立を目指す考えを強調しています。
その上で、同法案の成立時期に関して「(5月3日の憲法記念日までの成立に)そんなにこだわっていない」と述べました。
安倍首相は、憲法記念日までの法案成立に意欲を示していましたが、野党の反発を受け、「柔軟姿勢」を見せたと報道されています。
しかし安倍首相の“改憲の執念”は、決して衰えるどころか、いよいよむき出しとなってきたと言わなければなりません。
これまで、自民党や民主党の改憲勢力は、「改憲手続き法と憲法改定とは関係ない」と言ってきました。
しかし、この間の安倍首相の発言でも、この法案は改憲のための手続法案であることが、はっきりしました。
この危険な動きに歯止めをかけるたたかいを、いそいで広げなければなりません。