今日の本会議では、小泉総理が「サミット報告」をおこない、各党の代表が質問しました。

　サミットは、７月上旬に行われたにもかかわらず、この時期に衆議院本会議で報告と質疑をおこなうのは、いかにもタイミングがずれてます。

　日本共産党は、赤嶺政賢議員が質問にたちました。

　赤嶺議員は、日本外交が行き詰まっている問題について、小泉総理に質問しました。

　その原因は、過去の戦争への小泉内閣の態度だと指摘しました。

　総理が「過去の戦争は正しかった」とする靖国神社への参拝に固執していることが、アジア諸国との溝を深めていると批判。きっぱりと靖国参拝をやめるべきだとのべました。

　これにたいして小泉首相は、「適切に対応する」と述べるにとどまりました。……この姿勢が問題なのです。

民主党は、衆議院本会議の質問で「ただちに解散せよ」と総理に迫る！

　民主党の鳩山由紀夫氏は、質問のなかで、郵政民営化法案が参議院で否決されたら総辞職するのが筋だと述べました。

　しかし「解散するなら、いまただちに解散せよ」と、何度も小泉総理に迫っていました。

　総辞職を迫りながら、これほど明確に解散をせまるのは……。いったい、どうなっているんでしょうか？！

偽造・盗難キャッシュカードの被害を救済する法案が衆議院を通過

　偽造・盗難キャッシュカードの被害を救済する法案（与党提案）が、賛成多数で衆議院を通過しました。

　日本共産党と社民党は賛成。民主党は独自の法案を提出して与党案に反対しました。

　日本共産党は、与党の法案が、ＡＴＭの取引に限定し被害の多い窓口取引での盗難通帳被害が除かれるなど、不十分な点はあると指摘しつつも、預金者と預貯金の安全を守る立場からみて、現状から一歩前進と判断し賛成しました。