奮戦記
【04.08.26】2中総=二大政党に対抗する新しい政治の軸をつくろう
今日から2日間の日程で、日本共産党の第2回中央委員会総会が開かれています。
<右が瀬古由起子さん、左が石坂千穂さん>
幹部会報告を志位和夫委員長がおこないました。
このなかで、志位さんは「今度こそは勝ってほしい」という思いでご支持をいただいた皆さん、「何としても勝ちたい」と猛暑のなかご奮闘いただいた支持者、後援会員、党員の皆さんの期待にこたえる結果が出せなかったことは大変残念であり、党中央を代表してお詫びしますと述べるとともに、ご支持こ奮闘に心から感謝しますと述べました。
そのうえで、「2大政党制づくり」の動きに対して効果的にたたかったかどうかについての総括と教訓を明らかにしました。また、国民中心の新しい政治の軸をつくるたたかいの展望を示しました。
諫早干拓差し止め訴訟判決――政府はただちに工事を中止し有明海の再生をはかれ
今日、佐賀地裁は、諫早湾干拓事業にたいし、漁民の工事の差し止め要請を認める仮処分決定を出しました。
決定は、諌早干拓事業が有明海異変といわれる海洋環境の悪化と漁業被害の原因であること明確に認めました。
そのうえで、国に対して干拓事業を続行してはならないとしました。
これは、無駄と浪費をつづけ、環境や漁業に有害であることが明らかになっても、なお大型公共事業をすすめている政府の政策を断罪したものであり、画期的な決定です。
政府は、異議申し立てなど行わず、ただちに工事を中止すべきです。
そして、締め切り堤防内への海水の導入などで、有明海の再生にむけた取り組みをただちに開始すべきです。
民主党――地方と本部が大げんか!
佐賀地裁決定に関して、党本部が仙谷由人政調会長談話で「極めて妥当かつ画期的な決定」と評価しました。
ところが、民主党の地元長崎県連(川越孝洋幹事長)は、「地元県連の意向が全く無視されており極めて遺憾」などとするまったく逆の声明を発表しました。
事業をめぐる中央と地方の「ねじれ」が改めて露見した格好です。いったい、どうなっているのでしょうか。