奮戦記
【03.04.19】武富士が従業員に債務保証、連帯保証人も
昨日、財務金融委員会で私が質問したのは、貸金業最大手の武富士の悪質な実態です。
武富士は、従業員に達成不可能な過大なノルマを課して、過剰融資や違法な取り立てに従業員をかりたて、あげくのはてにその従業員に債務そのものを肩代わりさせるというとんでもないことをやっていたのです。
従業員が5人程度しかいない支店に、貸出残高を毎月約3000万円増やせ、とハッパをかけています。
これを達成させるため、上から「(きょう月間目標の)20%伸長(達成)せよ。…GW暦どうり(休暇)は中締め達成が必須条件」などと支店を締め上げている実態をコンピューター画面の写真を示しながら明らかにしました。
さらに、武富士が社員に債務の肩代わりをさせていることを同社の「債務保証書」のひな型を示して暴露しました。――そのさい「長時間、厳しい尋問をされ、無理やり書かされた」という元支店長の証言も紹介しました。
しかも、債務保証をさせられた従業員の家族等に対して、連帯保証人になるようせまる文書まであるのです。ほんとうに驚きました。
私は、「ノルマが過剰なために違法行為が加速され、それを理由に従業員をしめあげている。金融庁は社内の実態を厳正に調査し、是正の指導をすべきだ」と求めました。
この武富士にたいして、金融庁は昨年の11月から今年の3月末まで、検査を実施してます。このような実態を見逃すことは、ありえないことです。
竹中平蔵・金融経済財政担当相は、「(武富士については)立ち入り検査を終了したところで、対応については、今後しっかりと事務的に最善の努力をしていきたい」と答弁しました。
えっ!「ムネオ・ホテル」だって?
昨日、「日刊スポーツ」から事務所に電話。「あのムネオハウスが民間のホテルになるそうです」というので、「えっ、本当ですか?」と思わず聞きかえしてしまいました。
今日、同紙を見ると写真のように大きく報道し、私のコメントも出ていました。
もともと、北方4島人道支援は、医薬品などを緊急に援助するという性格のものでした。それを、鈴木宗男議員が「ハコもの」中心の「援助」にゆがめ、ついには発電所までつくってしまったのです。
国後島の「緊急避難所兼宿泊施設」(友好の家)もそのひとつで、鈴木議員が「私がつくった」と宣伝したので、現地の人から「ムネオの家」と呼ばれるようになったのです。
しかも、その建設の仕事を鈴木議員の後援会の幹部の会社に受注させ、そこから政治献金をうけとるという悪質なことをやっていたのです。まさに、税金の私物化、援助の私物化でした。
報道によれば、外務省が負担することになっていたムネオハウスの維持管理費の支払いが滞っていたため、島側がホテルとしての利用を検討しているというのです。
日本の外務省の経済援助が、いかにムダをひろげてきたかをしめす典型です。
このさい、日本の対外援助そのものをもう一度、徹底的に洗い直す必要があるのではないでしょうか。
浜松市の市議選の応援に入りました
明日から、市会議員選挙がはじまります。
そのため、今日は浜松市の市議・予定候補の応援をしました。
市長選挙の日本共産党推薦候補は、高林順さんです。
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