奮戦記
【03.01.22】小泉総理!4兆円の国民負担増は事実ですよ!
昨日、日本共産党の吉井英勝議員が、小泉内閣が今年から来年にかけて実施しようとしている4兆円負担増を厳しく追及しました。
これにたいして、小泉総理は「いたずらに負担の増のみに着目している」が適切ではない、などと反論しました。
しかし、どう計算しても、庶民にとっての4兆円の負担増はハッキリしています。
今日はこの点について、参議院本会議で宮本岳志議員が反論しました。
●医療保険制度の改悪で、全体として1兆5000億円。
●介護保険料の引き上げで、1000億円。
●年金給付額の引き下げが1%として約4000億円。
●雇用保険料の引き上げと、失業給付の削減で6000億円。
あわせて、社会保障の改悪だけで2兆6000億円となります。
そのうえ、
●酒税とたばこ税の増税で、3370億円。
●配偶者特別控除の廃止で、7124億円。
●消費税の特例縮小で、6300億円。
あわせて、約1兆7000億円になります。
これらをすべて合計すれば、明らかに4兆3000億円になるのです。
小泉さんは「減税もある」といいますが、それは大企業むけの研究開発減税や設備投資減税、また大金持ち中心の相続税の最高税率の引き下げであり、庶民向けのものではありません。
この消費不況の深刻なときに、どうして国民に4兆円も負担させて経済の活性化がありうるのでしょうか。
ただちに負担増計画を撤回すべきです。
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