奮戦記
【02.09.23】アメリカの対イラク軍事攻撃に反対しよう
なにがなんでもイラクを軍事攻撃する。――アメリカのブッシュ政権は、露骨な「戦争不可避」論をあおり、その準備を着々とすすめています。たいへん危険な状況です。
ラムズフェルド米国防長官は22日、イラクを軍事攻撃するときは、標的をフセイン大統領の政権基盤に絞り、一般国民に被害を及ぼさないよう努める、と述べたといいます。
まったく白々しいとしか言いようがありません。アフガニスタンへの攻撃でどれほど多くの一般市民が犠牲になったか、あきらかではありませんか。
「イラクが平和への脅威」といいますが、イラクと9月11日のテロ行為を結びつける証拠も、イラクが核兵器を保有しているという証拠も示されていないのです。
しかも、イラクが国連の査察を受け入れるといっているわけですから、戦争に訴えるべき性格の問題ではありません。
12日におこなわれた日米首脳会談で、ブッシュ大統領が「我慢にも限界がある」などと述べました。これに、小泉首相はどう対応したでしょうか。――イラクに対する「憤慨は理解する」が「ここは我慢に我慢を重ね一段の国際協調を取ることが望ましい」と要請しました。しかし、イラク攻撃そのものに反対するとはのべなかったのです。
なぜ、ブッシュ米大統領は、これほどまでイラク攻撃に固執するのでしょうか。
そこには、「政治的な意図が見え隠れしている」とも言われています。――ブッシュ支持率の低下があらわれた8月の後半から、意図的にフセイン政権の危険性をあおり対イラク戦争が必至だとする宣伝が急速に展開されているからです。
自分の政権維持という政治的な意図や憎しみだけで、ある国を先制攻撃し政権を転覆させる。
――なんと!身勝手な行動でしょうか。
早急に反対の世論を広げようではありませんか。
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さあ、どんとこい!!
