奮戦記
【02.05.04】秘書逮捕で問われる議員本人の関与
加藤紘一前衆院議員、鈴木宗男衆院議員、井上裕前参議院議長などの秘書が、次々と逮捕されて大きな衝撃を与えました。
しかし問題は、これらの議員が「まったく関係ない」と言っていることです。
<ムネオハウスの落成式>
井上前議長は「私はまったく関与していません」といっています。加藤前議員は「私は知らなかった」といっています。鈴木議員にいたっては「秘書が関与していないと信じている」というようなコメントを出しました。
<井上裕前議長>
本当にそうなのでしょうか。根本的な疑問です。なぜなら、これらの秘書はすべて議員の「金庫番」だったのですから。いわば表裏一体・一心同体の関係にあったことは間違いありません。いまさら「知らなかった」といっても誰も信じません。
特定の業界との癒着・利権でつぎつぎと政治が歪められ、国民の血税が自民党議員によって食い物にされてきたこと、さらに加えて官房機密費を党略的・私的に流用してきた驚くべき疑惑が噴出したこと、これらは、まさに自民党政治の構造腐敗というべきものでしょう。
こうなった以上、国会が緊急に取り組むべきは、これらの疑惑の徹底解明です。
これに対処する意思も能力もない小泉内閣に、国民を戦争に動員する有事法制、国民にいっそうの負担を強いる医療改悪などを強行する資格などまったくありません。
「自民党をぶっ壊す」と言って総理になっていながら、小泉さんにそれができないなら、国民が「ぶっ壊す」しかないようですね。
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<明日は、端午の節句「わ〜い金太郎だ」!>
