奮戦記
【02.03.07】あの質問はどのようにしてつくられたか
どうしてあのような文書(2月20日の参考人質疑のとき暴露した内部文書)が、日本共産党の議員に集まるのかという質問をよく受けます。今日のフジテレビ系の「とくダネ!」も取り上げていたようです。
そこで今日は、その「内幕」をお伝えしましょう。結論から言うと、13日の私の質問と「しんぶん赤旗」の報道が重要なきっかけになったということです。
2月20日の朝、衆議院第一議員会館の私の事務所に、「親展」の速達で封書が届けられました。
秘書が開封すると、そのなかから出てきたものは次の3つでした。
(1)手紙。
(2)「しんぶん赤旗」(2月16日付)のコピー。
(3)内部文書。
「赤旗」の記事は、国後島の「ムネオハウス」と択捉島の「仮設診療所の2件の建設工事が「公募型の競争入札」という形をとっているが、じっさいには1事業者しか入札に参加しない「無競争入札」だ、という報道でした。
内部文書の提供者は、手紙に「鈴木氏が無競争入札にするよう働きかけたことを示す文書を送付します」と書いていました。
私は「これは本物だ」と思いました。なぜなら、それまでの調査でムネオハウスの入札公告を見て、なぜ「根室管内で実績のある業者」と限定をつけたのか、疑問に思っていたからです。
この文書によって、その疑問はいっぺんに解けました。「こんな仕掛けがあったのか」というのが実感でした。
国対のメンバーとともに集団で検討して、これを参考人質疑で鈴木議員に直接ぶつけることにしたのです。
私の国会での追及と「赤旗」の報道ぶりをみて、資料提供者の心が動いたのでしょう。───これなら信頼できる。厳しく追及してくれるという信頼感があればこそ、勇気をふるって情報を提供してくれたのだと思っています。
テレ朝系の「スーパーモーニング」
朝7時過ぎに宿舎を出発、8時からの「スーパーモーニング」に出演しました。
私とともに出席した国会議員は、民主党の原口衆議院議員、社民党の田嶋参議院議員でした。
議論は多岐に渡りました。防衛庁と鈴木議員の癒着、コンゴ大使IDカード不支給問題、ムネオとカネ、証人喚問の突きどころ、などなど。……
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<テレビ局が作成した台本と資料>
