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タンザニア「スズキホール」のため外務省職員が送金=ムネオ氏の金と証明できない

2002年4月9日・財務金融委員会

 佐々木憲昭議員は4月9日の衆院財務金融委員会で、鈴木宗男衆院議員がタンザニアの中学校講堂(「スズキホール」)建設資金として800万円を外務省職員に渡し、振り込ませたとする問題をただしました。

 佐々木議員は「国外送金は送金者本人の確認をするのが基本だが、鈴木氏本人の確認がされていない」と指摘、鈴木氏の金を預かって送金したという外務省側の説明に対し疑問だと追及しました。

 外務省はこれまで、2000年12月1日に自民党本部の総務局長室で鈴木議員が外務省職員に800万円の現金を手渡し、職員が東京三菱銀行を通じてタンザニアに送金したと説明していました。

 しかし、外為法では不正な送金を防ぐため、住民票の写しやパスポートなどで送金者本人の確認をするよう定めています。そのため、銀行は、窓口で厳格な本人確認を行っています。

 佐々木議員が東京三菱銀行から説明を受けたところ、東京三菱銀行では、妻が海外の夫宛に送金する場合など特別な場合を除き、代理人による送金は認めておらず、実際に資金を出す本人が窓口に来なければ送金を受け付けないとの対応をとっていることが明らかになりました。

 佐々木氏は、送金に際して銀行側がどういう確認をしたかを質問。外務省の小田野展丈アフリカ審議官は「送金した外務省職員が自分の免許証を提示した」と答弁し、鈴木氏の金だと証明する依頼書や書類はなかったことが分かりました。

 佐々木氏は「銀行側は送金した職員の確認しかしておらず、職員が自分の金を送金したという形になる」とのべ、外務省の説明は成り立たないと批判しました。

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国会レポート

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