アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

鈴木宗男議員が釈明文を発表=佐々木議員がコメント

2002年2月26日

 自民党の鈴木宗男衆院議員は2月26日、国後島に建設された「ムネオ・ハウス」の入札介入疑惑についてコメントを発表しました。このなかで、「工事参加業者を北方四島の地元である根室管内にするように要請したことは事実」と、入札参加資格を根室管内の業者に限定するよう外務省に働きかけたことを認めました。

 そのうえで、「地元の市町村、商工会議所の要請や、北方領土返還運動の政策理念からも当然のことと理解し、その要請をなしたものだ」と弁明。入札には、同氏の選挙地盤の根室管内Bランク企業一社しか参加できないように枠組みをつくったことについて、「それは業者選定の一般的枠組みの問題であり、個別的業者の選定とか入札に関しては一切関与していない」と釈明をしています。

 また、外務省が進めている同氏の疑惑調査の対象に、鈴木氏側の関係者も加えるよう「弁護士を通じて外務省に要請した」ことを明らかにしました。

「語るに落ちたとはこのこと。喚問に応じ真実述べよ」佐々木議員の話

 鈴木議員の釈明文に対し、佐々木議員は、26日、記者の取材に対し次のように話しています。

 「私が予算委員会で外務省の内部文書を示して明らかにしたのは、鈴木氏の意向で根室管内のBランク業者一社しか入札に参加できないような仕組みがつくられたというものです。この点で鈴木氏は『根室管内にするように要請したことは事実』と認めました。つまり、Bランク業者(渡辺建設工業)が入札できるにしたのです。『個別的業者の選定とか入札に関しては一切関与していない』といっていますが、語るに落ちたとはまさにこのことです。鈴木氏は外務省に自分を調査せよと求めていますが、身の潔白を証明したいなら、みずから証人喚問に応じて真実を述べるのが筋です」

Share (facebook)

このページの先頭にもどる

国会レポート

外務省・鈴木宗男議員疑惑へ