アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

「口利き」政治は自民の体質=4事件、否認するが…復権狙うムネオの思惑

2002年11月12日・「しんぶん赤旗」報道

 東京地裁で11日おこなわれた初公判で、鈴木宗男被告は、受託収賄など4つの事件について否認、検察側と全面的に争う姿勢を示しました。
 なぜ、ここまで強気になるか―。そこには、ムネオ流の思惑とねらいがあります。

 自民党には、汚職事件で徹底抗戦の方針をとった「先輩」がそろっています。
 ロッキード事件の故田中角栄元首相をはじめ、リクルート事件の藤波孝生元官房長官やゼネコン汚職事件の中村喜四郎元建設相……。中村元建設相などは、1審、2審とも有罪判決を受けながら永年在職議員(在職25年)として表彰まで受けています。
 汚職議員をかばってきた自民党体質を見てきた鈴木被告が、同様の復権をねらっているのです。

 問われている罪自体にも鈴木被告だけでなく、自民党政治そのものの体質が浮かびあがっています。検察側の冒頭陳述には鈴木被告の手口がよくあらわれています。
 たとえば製材会社「やまりん」をめぐるあっせん収賄事件。鈴木被告は、贈賄側の不正な依頼にたいし「難しい問題だがなんとか林野庁の方に話してみましょう」と了解。目の前から先方に電話をかけるとともに、500万円のワイロを「これはありがたく頂戴しておきます」「事務所の多田に渡してください」といっています。

 後援者からの「口利き」依頼を受け、その見返りにカネを受け取る。そのカネは自ら受け取らず、政治献金として処理する。このような手口は、鈴木被告に限らない自民党議員の「口利き」政治の手口です。いま開かれている臨時国会でも大島理森農水相の前秘書官をめぐる「口利き」疑惑が問題となっています。

 自民党閣僚経験者も「自民党議員なら誰でもやっているようなこと」と指摘するような自民党政治の腐敗体質そのものが鈴木被告の居直りをささえています。

鈴木被告の起訴事実

 鈴木宗男被告の起訴事実は次の通り。多田淳被告は議院証言法違反を除く3罪で共謀。

【受託収賄】北海道開発庁長官在任中、後援企業「島田建設」(北海道網走市)から北海道開発局発注工事の受注に絡み働き掛けを依頼され、1997年10月から98年8月にかけ計600万円を受領した。

【あっせん収賄】官房副長官就任直後の98年8月、林野庁の行政処分を受けた後援企業「やまりん」(帯広市)から同庁への口利きを依頼され、副長官室で500万円を受け取った。

【政治資金規正法違反】資金管理団体「21世紀政策研究会」の98年分の収入約1億円と支出3600万円を政治資金収支報告書に記載せずに、自治省(当時)に提出した。

【議院証言法違反】今年3月11日の衆院予算委員会の証人喚問で、島田建設からの資金提供など3点について「政治資金規正法に基づく世話にはなっている」などと虚偽の証言をした。

Share (facebook)

このページの先頭にもどる

国会レポート

外務省・鈴木宗男議員疑惑へ