自民・横内法務副大臣と森岡衆院議員、ムネオマネーもらう=政治資金収支報告書
2002年9月13日・「しんぶん赤旗」報道
自民党の横内正明・法務副大臣(山梨3区)と森岡正宏衆院議員(奈良1区)が昨年、衆院議員の鈴木宗男被告=受託収賄罪で起訴=側から政治献金を受けていたことが分かりました。
2001年分政治資金収支報告書で判明したもの。横内氏の資金管理団体「地域未来研究会」は鈴木被告の資金管理団体「21世紀政策研究会」から100万円、鈴木被告が代表者となっていた「自民党北海道第13選挙区支部」から100万円の計200万円の献金を受けていました。
森岡氏の資金管理団体「宏朋会」は、「自民党北海道第13選挙区支部」から100万円の献金を受けていました。
法務副大臣でありながら刑事被告人から献金を受けていたことについて横内事務所では「昨年、献金を受けたのは事実だが、秘書が逮捕された後の今年5月に献金はお返しした」と説明しています。
「21世紀政策研究会」の昨年分の収支報告書には、「地域未来研究会」への支出は記載されていませんでした。
森岡事務所は、一昨年分も含めた計300万円の鈴木被告側からの献金はすべて公益法人に寄付した、と説明しています。
既に公表されている愛知県の昨年分の政治資金収支報告書には、自民党の木村隆秀(比例東海)、大村秀章(愛知13区)の両衆院議員が、「自民党北海道第13選挙区支部」からそれぞれ100万円、50万円の献金を受けていたことが明らかになっています。