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ムネオの口利き・どう喝と人事への介入=自民党の手口そのもの・開発庁元幹部らが語る

2002年8月2日・「しんぶん赤旗」報道

 「カネこそ権力。これこそ宗男の根底にあった考えですよ」――。北海道開発庁の工事にからんでわいろ600万円を受け取り再逮捕された衆院議員鈴木宗男容疑者。その手口は、税金でまかなう公共工事を支援業者に受注させ見返りに献金させる自民党流の利権政治そのものです。

 「鈴木さんの口利きの特徴はどう喝と人事への介入だ」。鈴木容疑者と接した北海道開発庁や道庁の元幹部らから共通して出てくる言葉です。

 「あの事業は進んでいるか」「世話になっている業者があいさつにいくからよろしく頼む」。鈴木容疑者本人から開発庁幹部らがたびたび受けた指示でした。業者から依頼を受けると、その場で電話。具体的な工事名や業者名を挙げ「よろしく」と電話口で繰り返し、元開発庁職員は「危ないという印象を持った」といいます。

 鈴木議員の地元選挙区である釧路市の幹部は「いうことを聞かないと“おれを誰だと思っているんだ”とすぐ怒鳴る。中には土下座させられた職員もいる」とどう喝のすさまじさを証言します。どう喝の効果をさらに高めたのが人事への介入。開発庁でも意にそわない職員は徹底的に排斥しました。ある幹部は「人事への介入は当たり前。気に入った人は抜擢(ばってき)し、気に入らない職員は徹底的に排除した。アメとムチを使い分けた」と語ります。長年、鈴木議員と付き合ってきたという元建設業者はいいます。

 「あの人は中川一郎議員秘書時代から、カネの力で議員さえもアゴで使ってきた。カネこそすべてでそれが権力と思ってきた。地元のためではない。カネを集めるために口利きをしているんです。特異な議員だけど、本質は自民党の政治そのものではないですか」

社長「小遣い持ってきました」/鈴木氏「いつもすまんね」

 「小遣いを持ってきました」―。受託収賄容疑で再逮捕された衆院議員鈴木宗男容疑者(54)は、後援企業「島田建設」の島田光雄社長(56)から公共工事の口利きを頼まれ謝礼として札束のつまった白い封筒を差し出されると、「いつもすまんね」などと当然のように応じていました。

 売り上げ減少に危機感をつのらす島田社長が最初に働き掛けを依頼したのは1997年10月下旬。役員と2人で北海道開発庁長官の執務室を訪ね、「来年の工事を取りたい。地元の幹部に頼んでもらえませんか」と求めました。

 鈴木容疑者は、その場で北海道開発局の幹部に直接電話。不在だった幹部が折り返し電話すると、名前を挙げて同社への発注を指示していました。その際、島田社長は封筒に包んだ200万円を持参。「お礼と言ってはなんですが、小遣いを持ってきました」とのべると、鈴木容疑者は「すまんね。(政策秘書の)多田(淳容疑者)に渡して」と、議員会館に場所を移してわいろを渡すよう指示しました。

 島田社長は工事発注目前の翌98年1月に再度鈴木容疑者を訪問。10件近くの工事名を記したメモを渡して口利きを「念押し」。鈴木容疑者は上京中だった開発局幹部を呼び付け、島田社長らが同席する中、メモを見せながら「島田がこう言ってるから、よろしく」と要請しました。わいろは同容疑者が官房副長官に就任した98年8月上旬まで100万円単位で提供され、その都度同容疑者は「いつもすまんね」などと受け取っていました。一連の働き掛けで、島田建設は希望していた工事をすべて受注しました。

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