日ロ青年交流でも圧力=外務省が内部調査
2002年7月24日・「しんぶん赤旗」報道
川口順子外相は23日の閣議後の記者会見で、ずさんな運営が指摘されていた国際機関「日ロ青年交流委員会」に関する内部調査結果を発表しました。それによると、(1)鈴木宗男衆院議員主催の会食費用約36万円を交流委が負担、(2)事務局長人事で外務省が推薦した内定者を拒否、(3)民間団体「安全保障問題研究会」の交流事業への参加を排除―などで、鈴木議員の関与があったとしています。
鈴木議員は、安全保障問題研究会の末次一郎代表(故人)と、領土問題をめぐって意見が対立したため、ロシアの青年との懇談会などに参加させないよう東郷和彦欧亜局長(当時)に働き掛け、外務省も応じました。