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鈴木議員2秘書を起訴=規正法違反、本人も立件へ

2002年8月14日・「しんぶん赤旗」報道

 衆院議員の鈴木宗男容疑者(54)=受託収賄容疑で再逮捕=の資金管理団体「21世紀政策研究会」(政策研)をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は13日、1998年分の政治資金収支報告書にうその記載をしたとして、同法違反(虚偽記載)の罪で、政策秘書の多田淳(50)=同=、公設第一秘書で政策研会計責任者の宮野明(54)=偽計業務妨害罪で公判中=の両容疑者を起訴しました。

 同事件では、鈴木容疑者が自宅購入資金などに充てた3600万円を報告書に記載しないよう指示していたことが判明。特捜部は同容疑者を規正法違反容疑で立件する方針を固めています。

 起訴状によると、多田容疑者らは98年に別の政治団体から寄付されたパーティー券の売り上げ約1億円と、3600万円の支出を除外した虚偽の収支報告書を作成し、自治省(当時)に提出しました。宮野容疑者は起訴事実を認め、多田容疑者は否認しています。

 特捜部は両容疑者とともに逮捕した経理担当の佐藤玲子秘書(66)については、全面的に認めており、関与も従属的だとして処分保留で釈放しました。

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