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指名停止中に入札参加=営林事業で鈴木氏後援会社

2002年6月6日・「しんぶん赤旗」報道

 鈴木宗男衆院議員(自民党離党)の林野庁に対する働き掛け疑惑をめぐり、同氏を後援している木材会社「やまりん」(北海道帯広市)のグループ2社が、やまりんの指名停止期間中、同庁の入札に参加し、契約を結んでいたことが5日までに同庁の調査でわかりました。このグループ企業は「コマバ」(北海道十勝管内音更町)と「天倉林業」(帯広市)。両社とも、やまりんの役員だった人物が社長を兼務し、1998年には鈴木氏の資金管理団体「21世紀政策研究会」に計98万円を献金しています。

 林野庁によると、2社は1998年6月17日、同庁帯広営林支局管内の営林署の立木売り払いを落札しましたが、やまりんの無断伐採が発覚したため、同支局の要請を受けて契約を辞退しました。

 やまりんは同月27日、7カ月間の入札参加資格停止処分を受け、その後も、停止処分の延長などを経て、2001年3月に参加資格を失いました。

 ところが、コマバと天倉林業はこの間も、営林署発注の入札に参加し、複数回の契約実績がありました。天倉林業は約2年前から契約がなく、現在は休眠状態だといいます。

 同庁業務課は「2社ともやまりんとは別法人で、グループ企業というだけで不利益な行政処分はできない」などと説明していますが、鈴木議員の働きかけがなかったかどうか注目されます。

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