アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

外務省出張費肩代わり=「支援委」資金流用の疑い・東郷元局長が指示

2002年5月13日・「しんぶん赤旗」報道

 2000年4月にイスラエルで開かれた国際会議に出席した外務省職員らの出張費用2千数百万円を、北方支援事業を実施する同省関連の国際機関「支援委員会」が肩代わりしていた問題で、この支出は当時の東郷和彦欧亜局長=免職=の指示で実行されていたことが12日、関係者の話で分かりました。支援委の支出は、旧ソ連諸国と日本の協定に基づき、支援を受ける国側の要請を必要としており、協定に違反した資金流用の疑いが浮上しています。同問題をめぐっては、鈴木宗男衆院議員の関与も国会で指摘されていました。

 会議は2000年4月3日から5日までの間、イスラエルのテルアビブ大学の主催で開かれ、日本からは学識経験者や外務省職員10数人が参加しました。

 関係者によると、会議を所管するロシア課の予算が不足したことから、内部で支援委から支出させたらどうかとの意見が出され、最終的には東郷局長が反対意見をおさえて、ロシア支援室に指示。参加費の支出が決まったといいます。

 会議の準備作業は、鈴木氏と密接な関係があったとされる佐藤優・国際情報局前主任分析官らが進めており、会議には佐藤氏本人も出席しました。

Share (facebook)

このページの先頭にもどる

国会レポート

外務省・鈴木宗男議員疑惑へ