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ムネオハウス=地元の他業者退ける・鈴木秘書が有力後援2社を推薦

2002年5月4日・「しんぶん赤旗」報道

 国後(くなしり)島の「友好の家」(通称ムネオハウス)建設工事をめぐる偽計業務妨害事件で、逮捕された鈴木宗男衆院議員の公設秘書宮野明容疑者(53)が、同工事の下請けを希望するエンジニアリング会社「日揮」(横浜市)側から、元請けとして北海道釧路市の建設会社を打診された際、これを退け、鈴木氏の有力後援企業の「渡辺建設工業」(根室市)と「犬飼工務店」(中標津町)を推薦していたことが3日までに、関係者の話で分かりました。

 退けられた建設会社は鈴木氏とは別の衆院議員を支援しており、同工事の入札説明会に参加しましたが、渡辺建設工業専務の高橋庄治容疑者(59)から入札参加を断念するよう迫られたといいます。入札には渡辺・犬飼の共同企業体(JV)のみが参加する結果となりました。

 関係者によると、日揮社員の菊地透容疑者(53)が1999年6月3日午前、釧路市内の鈴木氏の事務所で宮野容疑者に面会し、元請け会社として同市内の建設会社の名前を挙げました。これに対し、宮野容疑者は渡辺、犬飼の2社を元請けとするよう推薦し、同日夕、両社社長を菊地容疑者に引き合わせました。

 この会合で、コンサルタント業務を受注した「日本工営」(東京都千代田区)社員石井良次容疑者(53)と菊地容疑者らは、外部へ漏らすことが禁じられている入札時期や予算規模などを両社社長側に教えるとともに、日揮が両社JVの下請けに入ることも合意しました。

 同特捜部の調べに、宮野容疑者は業者を事務所で引き合わせたことは認めていますが、容疑は否認しているといいます。

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