泡瀬干潟埋め立て入札5社が鈴木議員に242万円献金
県民の反対世論を無視して国、県などが強行着工の動きを強める沖縄市泡瀬干潟の埋め立て工事を受注、入札した業者が自民党の鈴木宗男衆院議員に献金していることが本紙の取材で14日までに明らかになりました。
献金していたのは、昨年6月4日に総理府沖縄総合事務局那覇港湾空港工事事務所が実施した、泡瀬干潟埋め立て工事の「中城湾港土砂処分場護岸築造工事」を落札、入札に参加した県内の建設土木会社など5社。
政治資金収支報告書によれば、工事総額約1億円の護岸工事を落札した仲本工業が1995年から99年までの5年間に合計90万円を鈴木宗男衆院議員に献金。同じく1億4000万円の護岸工事を落札した基土木も97年から99年までの3年間に同議員へ合計36万円を献金しています。
落札はしなかったものの同入札に参加した国場組も同時期に56万円を、同じく大城組(12万円)、南洋土建(48万円)も献金しています。
鈴木宗男議員は、昨年7月、沖縄市で開かれた自民党の参院選候補の集会に参加、「『(泡瀬の埋め立てには)沖縄の将来がかかっているのだ』という西田(健次郎)さんの思いが正しい判断だと思っている」(『世界』12月号)とゲキをとばしています。
仲本工業の仲本興成代表取締役社長の話
鈴木宗男議員が沖縄開発庁長官になった97年、県建設業協会の副会長として後援会への入会をさそわれた。沖縄のためにつくす人だ、というので応援することにした。それ以外に他意はない。