ムネオマネーが自民道議ら13人にも＝日本共産党北海道委が調査

　鈴木宗男衆院議員が支部長を務める自民党北海道第13選挙区支部（1999年以前は同衆院比例第1支部）、同氏の資金管理団体「２１世紀政策研究会」が、自民党の北海道道議らに3年間（1998年〜2000年）で3766万円の政治資金を渡していたことが分かりました。日本共産党北海道委員会（大和田基夫委員長）が3つの政治資金収支報告書を調査し、佐々木忠広報部長が13日、記者会見して明らかにしました。

　ムネオマネーが渡っていたのは、現職の自民党道議11人のほか前職、落選者（自民党推薦）各1人の計13人。蝦名大也氏（釧路市）の936万円を筆頭に、伊東良孝氏（同）400万円、喜多龍一氏（十勝支庁）300万円、鎌田公浩氏（札幌市中央区）300万円などとなっています。

　地域的にも、鈴木氏が地盤とする釧路、根室地域選出の道議以外にも、札幌市、旭川市、岩見沢市、留萌市、江別市をはじめ上川支庁、十勝支庁選出の道議など、道内の広い地域にムネオマネーが分配されています。釧路、北見、紋別などの市町村議にも渡っています。

　北海道選出の自民党国会議員へ流れた資金も、本紙10日付の報道以後、同委員会の調べで新たに369万円が明らかになりました。これで鈴木議員から北海道選出の自民党国会議員（落選者を含む）に渡った総額は3469万円になります。

（2002年3月14日付「しんぶん赤旗」より）

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