鈴木氏偽証の疑い強い=野党チームが検討
2002年3月13日・野党プロジェクトチーム
野党4党の外務省疑惑解明プロジェクトチームは13日午後、鈴木宗男衆院議員の証人喚問を受け、「刑事告発チーム」(座長=日本共産党の木島日出夫衆院議員)の初会合を衆院議員会館で開きました。このなかで、「ムネオハウス」の入札介入疑惑をめぐり「偽証の嫌疑が強い」として、さらに精査していくことで一致しました。
鈴木氏は、11日の証人喚問で、「ムネオハウス」の入札参加資格を「根室管内で十分な施工実績を有する者」などと限定すれば、鈴木氏の後援企業に受注業者が特定されることを知っていたかとの佐々木憲昭議員の尋問に、「まったくそういう認識はもっていなかった」と証言しています。
同チームは、外務省の内部文書や調査報告書、国会答弁、企業の受注状況などから「外務省から仕組みを事前に知らされていたのは明らか。偽証となる状況がある」としました。
また、コンゴ人私設秘書を「民間人だと認識していた」との証言や、ケニアのソンドゥ・ミリウ水力発電事業を99年に初めて知ったとの証言についても、偽証の疑いがあるとの見方を示しました。
(2002年3月14日付「しんぶん赤旗」より)