2014年02月18日 第186回 通常国会 議院運営委員会 【772】 - 発言
予算委員会での中央公聴会の開催について発言
2014年2月18日、予算委員会で中央公聴会を2月25日に行うと議決したのを受け、それを議院運営委員会として了承するための委員会が開かれ、佐々木憲昭議員が発言しました。中央公聴会の開催に、日本共産党は賛成しました。
議事録
○逢沢委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
公聴会開会承認要求の件についてでありますが、予算委員長から、平成二十六年度総予算について、公聴会開会承認要求書が提出されてまいりました。
本件について御協議願います。
平沢勝栄君。
○平沢委員 議院運営委員会といたしましては、議長から諮問のありました予算委員会からの公聴会開会承認要求につきまして、承認すべきものと答申されるようお願いいたします。
○逢沢委員長 三日月大造君。
○三日月委員 ただいま議題となりましたその承認要求の案につきまして、私たちは、承認すべきではないという立場で意見を申し上げさせていただきたいと存じます。
十日に予算審議が始まって以降、予算委員会では精力的に審議が行われているものと承知をしております。中央公聴会の意義も認めますし、その中央公聴会を開催するに当たり、一定期間を経てこの議院運営委員会での承認議決要求が要るということについても理解いたしますが、その開催に当たりましては、なお現場で与野党間の合意形成に向けた努力が行われるべきものであり、あといま一歩集中審議等々の開催をめぐる相違点を克服すれば与野党円満合意の上でこの中央公聴会の開催が議決できたものというふうに承知をしております。
したがいまして、まだ予算審議不十分、合意形成なお至らずという状態でのこの中央公聴会議決については、私どもは反対ということとさせていただきます。
○逢沢委員長 石関貴史君。
○石関委員 日本維新の会の石関貴史です。
反対の立場で意見を述べさせていただきます。
今民主党の三日月理事からも発言があったとおり、中央公聴会、過去の例から見ると、十分に審議を尽くし、合意の上で行うということが望ましいものだと理解をしております。
今回、まだまだ集中審議等さらなる審議を求め、予算委員会の採決でも大きく割れているというところですので、審議の充実、そして合意という意味からはほど遠い今の段階でこの中央公聴会を認めることはできません。強く反対を申し上げます。
○逢沢委員長 佐々木憲昭君。
○佐々木(憲)委員 中央公聴会の開催についてでありますが、もともとこれは国民の声を国会に反映させるために設けられたものでありまして、必要なものと考えております。
ただ、以前、議会が混乱したときに、河野議長が、公聴会後もそれを受けてしっかりと審議を続けるべきだという裁定を下したことがございました。
したがって、我々は、この開催を、出口と絡めるとか、審議を尽くされたからなどという立場に立つものではありません。我々は、その立場とは全く違います。
まだ審議は尽くされておりませんし、その点は、予算委員会の理事会で繰り返し我が党の委員が明らかにしたところであります。
中央公聴会に我々が賛成するのは、国民の声を聞いた上でさらに充実した審議を行うという立場からのものであります。そういう立場からこの開催には賛成をするということでございます。
○逢沢委員長 他に発言はございますか。
それでは、予算委員会からの公聴会開会承認要求の件につきましては、これを承認すべきものと議長に答申するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○逢沢委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。