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平和・憲法, その他 (秘密保護法)

2013年12月06日 第185回 臨時国会 議院運営委員会 【777】 - 発言

会期延長に対して反対の発言

 2013年12月6日、自公両党は法案の強行成立を狙い会期を2日間延長。衆参の議院運営委員会や本会議が断続的に開かれ、法案をめぐる与野党の攻防が続きました。
 日本共産党を代表して佐々木憲昭議員が、議院運営委員会で会期延長に対する反対の発言を行い、続く本会議でも反対の討論を行いました。

議事録

○逢沢委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 まず、会期延長の件についてでありますが、本日、自由民主党の石破幹事長、公明党の井上幹事長から、会期を12月7日より12月8日まで2日間延長せられるよう議長においてお取り計らい願いたい旨の申し入れがありました。
 本件につきましては、先般来の理事会において種々御協議願ったのでありますが、いまだ各党の意見が一致するに至っておりません。
 また、本件につきましては、先ほど常任委員長会議が開かれ、議長から各常任委員長の意見を徴されたのでありますが、常任委員長会議におきましても、意見は一致いたしておりません。
 この際、発言を求められておりますので、順次これを許します。渡辺周君。
○渡辺(周)委員 このたびの会期延長につきましては、民主党は反対でございます。
 それは、わずか2日間、しかも、土曜日と日曜日を会期延長するという。しかも、本日の本会議におきまして、我が党は抗議の欠席をいたしましたけれども、閉会中審査の手続を済ませて、その時点では会期延長の一言もなかった。全ての衆議院の閉会中審査の手続を終えた後に、こうして会期延長が出てくる。しかも、たったの2日間、土曜日と日曜日。
 これは非常に異例な話でございまして、それであるならば、これは徹底して審議を尽くすべく、長期間の会期延長をするべきである。
 よって、この2日間の会期延長というものは何ら意味を持たないものであるということで、我が党は反対でございます。
○逢沢委員長 次に、佐々木憲昭君。
○佐々木(憲)委員 会期延長に日本共産党は反対であります。
 休憩前の本会議で法案の採決が行われ、閉会中審査についても全て終了しております。衆議院では議案が何一つ残っていない段階で、なぜ土日を含めて延長しなければならないのか、理由は全くないのであります。
 過去このような例があるといいますが、昭和29年6月3日にあったのみでありまして、当時は、警職法の扱いをめぐって国会が大混乱している最中であり、極めて特異な事例であります。
 なぜ与党は延長を強行しようというのでしょうか。参議院で秘密保護法案を強引に成立させるために会期を延長しようとしているのではないでしょうか。言語道断であります。
 この法案は、国民主権、基本的人権、平和主義という憲法の根本的原理をことごとく覆す希代の悪法であります。議論すればするほど問題点が明らかとなってまいりました。
 衆議院の強行採決の上に参議院でも強行採決を重ねるということは、断じて容認できるものではありません。
 直ちに会期を閉じ、秘密保護法は廃案にすべきであります。
 以上であります。
○逢沢委員長 次に、小宮山泰子君。
○小宮山委員 本日議題となります会期延長の件につきまして、反対の立場から意見を述べさせていただきます。
 会期、審議の日程を考えると、もう既に先週あたりから、維新だったと思いますが、そちらの方からは、会期延長の提案等も、随分随所で、各委員会等でもされていたというふうに記憶しております。
 しかし、その中におきましても、与党におきましては、強行採決等、会期日程は本日終了ということで推し進められてきたという経緯もございます。
 また、本日午前中の各委員会、私も自民党の理事の方にもお伺いをした経緯もございますが、そのときには会期延長の話もございませんでした。報道でそういった話があるから、閉中審査の手続を今するのはおかしいのではないかというようなことも感じて、それを述べたところでありますが、にもかかわらず、それを顧みることもなく、与党におきましては、閉中審査を全ての委員会において済ませました。
 また、議運でもこの点に関しまして疑問を持っていたところではございますが、本会議におきましても閉中審査の手続も終了し、今国会におきましては、議案に関しましては全て終了しているということを鑑みましても、会期延長の必要はないというふうに考えております。
 また、参議院におきましてのことであるならば、会期延長をしなければ、これは院が違いますのでということではないかもしれませんけれども、廃案もしくは継続審議の手続ということもあると思いますので、これにつきましても、週末、土曜日、日曜日とたった2日延長するということ自体、整合性は見当たらないと考えております。
 また、2日間の延長ということがあったならば、今国会におきましての国民からの請願、また、国会議員であれば質問主意書の提出期限というものも、もう2日きちんと確保されるべきであった。その権利に関しましても本当にないがしろにしているものであり、到底認められることができない。
 よって、この2日間の延長に反対をさせていただきます。
 以上です。
○逢沢委員長 他に御発言はございますか。
 それでは、採決いたします。
 会期を12月7日から12月8日まで2日間延長すべきものと議長に答申するに賛成の諸君の挙手を求めます。
    〔賛成者挙手〕
○逢沢委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。
 なお、本件に対し、民主党・無所属クラブの泉健太君、日本共産党の佐々木憲昭君、生活の党の小宮山泰子君から、それぞれ討論の通告があります。
 討論時間は、泉健太君は十分以内、佐々木憲昭君、小宮山泰子君はおのおの五分以内とするに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○逢沢委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
 本件は、再開後の本会議において議長からお諮りいたします。

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