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平和・憲法 (秘密保護法)

2013年11月26日 第185回 臨時国会 議院運営委員会 【764】 - 発言

秘密保護法 衆院本会議への緊急上程に反対

 2013年11月26日、憲法の基本原則を覆し、民主主義を根底から破壊する「秘密保護法案」が衆院本会議に緊急上程され、自民、公明、みんなの各党の賛成多数で可決されました。
 佐々木憲昭議員は、本会議に先立ち開かれた議院運営委員会で、緊急上程に反対する発言を行いました。

議事録

○逢沢委員長 次に、本日国家安全保障に関する特別委員会の審査を終了した特定秘密の保護に関する法律案について、委員長から緊急上程の申し出があります。
 この際、発言を求められておりますので、順次これを許します。渡辺周君。
○渡辺(周)委員 今委員長の口から発せられました、この、特別委員会で本日強行採決がなされました特定秘密保護法案の修正案につきましては、緊急上程に反対であります。
 我々は、この法案について、審議が尽くされていない、差し戻すべきだということを繰り返し申し上げてまいりました。
 また、先ほど理事会で合意が見られぬまま、本日、この議運の委員会の席で、この後採決で決めるというような暴挙に出ることがあっては、本日二回目の強行採決と言ってもいいのではないかと思われる、甚だ遺憾な行為でございます。
 それだけに、この法案につきましては、差し戻して議論をしっかりする、私は、ぜひとも、委員長の良心のもとで、そのことをやっていただきたい。
 きょうは、議長、副議長、お見えでございます。国民の多くが懸念をしているこの法律案をもう一度審議し直すということで、ぜひとも働きかけをいただきたいと思います。
 よって、ただいま提案のありました緊急上程につきましては、反対であります。
○逢沢委員長 佐々木憲昭君。
○佐々木(憲)委員 今回の秘密保護法案の本会議への緊急上程には断固反対であります。きょうの特別委員会での強行採決に続いて、本会議に緊急上程を強行しようという姿勢に対して、断固抗議をいたします。
 この特定秘密保護法案については、まだまだ審議がされ尽くしておりません。委員会に差し戻して審議を続行するように求めたいと思います。
 昨日の地方公聴会においては、七名の公述人のうち七名が、反対ないしは慎重な意見を述べておられました。緊急にこれを成立させよという声は、一人もありませんでした。
 しかも、きょうの委員会での強行採決の際、日本共産党の赤嶺議員が討論の準備をしておりましたところ、委員長が、討論は省略して採決をするという極めて不当な発言をして、発言を封じ込めたわけでございます。断固抗議をしたいと思います。
 しかも、与野党の合意のないままに、本日、本会議に緊急上程するということは、本来、議運として、やってはならないことでございます。与野党の合意の上で緊急上程はこれまで原則として認められてまいりましたけれども、今回のやり方は、この基本原則を与党自身が踏みにじる暴挙でありまして、断固抗議をするものでございます。
 なぜこんなに急ぐのかという点でいいますと、やはり、この内容が国民に広く知れ渡る、そのことを恐れているからではないのか。
 私たちは、この内容について、日本を再び戦争に導くような危険な動きの一環であり、絶対に認めるわけにはまいりません。断固抗議をいたします。
○逢沢委員長 小宮山泰子君。
○小宮山委員 生活の党の小宮山でございます。
 本日緊急上程ということで、特定秘密の保護に関する法律案、この上程に反対の立場で意見を申し上げさせていただきます。
 この法案につきましては、きのう、福島県での地方公聴会で、再三出ておりますけれども、公述人の皆さんが、反対もしくは慎重に審議をするべきであると言ったこと。
 また、閣法の修正案に関しましても、きのうの夕方、趣旨説明がなされたばかり。本日、たった二時間の審議の中、我が党におきましては十分もない審議ということでは、この修正案は、国民の知る権利を損ないかねないものでもあります。
 このような短時間での修正案というもの、これは、まだまだ、審議が尽くされていると言えるものではございません。
 また、終了したと申しましても、先ほどから再三出ておりますけれども、討論もしないままということでもありますし、強硬に打ち切ってやっているということに、断固として抗議を申し上げるとともに、今国会、再三出ておりますのは、国会改革、十分な審議をとる、そういった国会にしっかりしていこうということを与党も言っていたはずでありますが、そういった中において審議を打ち切ってくるということに関しては、強く抗議を申し上げさせていただきます。
 よって、今回、この緊急上程には、生活の党は、反対をさせていただきます。
 以上です。
○逢沢委員長 その他、御発言はございますか。
 それでは、本法律案は、本日の本会議において緊急上程するに賛成の諸君の挙手を求めます。
    〔賛成者挙手〕
○逢沢委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

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