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その他

2009年11月16日 第173回 臨時国会 議院運営委員会 【536】 - 発言

議院運営委員会で翌日の本会議日程決まる

 2009年11月16日に開かれた議院運営委員会で、翌日17日の本会議日程が決まりました。
 本会議では、国会同意が必要である人事官人事案の採決のほか、中小企業金融円滑化法案とインフルエンザ対策法案の質疑を行うことを与党と日本共産党の賛成多数で決めました。

 17日の本会議での法案の質疑については、前週来、議運委理事会で協議が続けられてきました。
 自公両党は、2法案を同時に本会議で審議することに最後まで反対したため、採決で日程を決めることになったものです。
 この日の議院運営委員会で、佐々木憲昭議員は「国民生活にとって緊急性のある2法案を質疑することには賛成」「残りの法案については与野党の合意ですすめるべきだ」「肝炎対策基本法案については、すみやかに与野党協議で成案を得るべきだ」と主張しました。

議事録

○松本委員長 これより会議を開きます。
 まず、趣旨説明を聴取する議案の件について御協議願います。
 牧義夫君。
○牧委員 動議を提出いたします。
 明17日の本会議において、内閣提出の中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律案、新型インフルエンザ予防接種による健康被害の救済等に関する特別措置法案の両法律案の趣旨説明を聴取し、これに対する質疑を行うことを望みます。
○松本委員長 逢沢一郎君。
 趣旨を簡潔にお願いします。
○逢沢委員 明17日は、今臨時国会の本会議における最初の趣旨説明、質疑の機会であります。
 そもそも、非常にタイトな国会日程自体に問題があると言わざるを得ません。長年のよき慣行に基づき丁寧に、1本1本の法案を本会議にかけ、慎重に審議を進めるべきであります。本来の国会のあり方を与野党ともに尊重していかなくてはなりません。
 強引な国会運営を行おうとする与党と、その与党の主張を受け入れようとする、本来、公平中立であるべき議運委員長に猛省を促す次第であります。
 以上です。
○松本委員長 遠藤乙彦君。
○遠藤(乙)委員 明日、2件の法案の趣旨説明をするという提案に対して、公明党として反対の立場から意見表明をいたします。
 今まで、10月26日、国会開会以来、野党としては極めて協力的に審議に応じ、いよいよあすから初めて法案の審議の段取りに入ったわけでありますけれども、いきなり2階建ての審議をすることは極めて問題がある。
 本来、国民生活に大きな影響を及ぼす法案については、1本1本丁寧に、本会議でまず全議員が参加をしてこれを審議し、そして委員会に付託していくということが本来のやり方である。それを、いきなり最初から、日程がタイトであるという理由でこれをやることは、極めて、従来のよき慣行を崩すものであり、慎重に、徹底的に審議をするという本来の趣旨に反するものでありまして、強く抗議を表明いたします。
 ぜひとも、委員長におかれましては、今後とも丁寧な審議に心がけるよう、強く要望するものであります。
○松本委員長 佐々木憲昭君。
○佐々木(憲)委員 日本共産党としましては、残り2週間という限定された会期のもとで、国民生活から見て緊急性のあるものから審議に入るというのは必要なことだと思っております。その意味で、あすの本会議では、金融問題とインフルエンザ、この2つを議題とすることについては賛成いたします。
 ほかの法案については、与野党合意を前提として、慎重に扱い、しっかりした議論を行うということを求めたいと思います。
 なお、今、急いで与野党協議をし、成立させるべき課題としては、肝炎対策法というのがあります。これはできるだけ可能な限り早く成案を得て成立させることを要望したいというふうに思います。
 以上です。
○松本委員長 それでは、牧義夫君の動議に賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○松本委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

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