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金権・腐敗政治, その他 (KSD問題, 不信任案)

2001年02月21日 第151回 通常国会 本会議 【123】 - 討論

野呂田予算委員長解任決議案への賛成討論

議事録

○佐々木憲昭君 私は、日本共産党を代表し、予算委員長野呂田芳成君解任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)
 この国会、冒頭から、KSD問題と機密費疑惑の徹底究明、米原潜による実習船えひめ丸衝突沈没事件への政府の対応など、緊急を要する問題が次々と提起されております。そのため、我々野党四党は、総理出席を求めて十分な時間をとった総括質疑を行うこと、また、疑惑解明のための集中審議を行い、とりわけKSDと機密費に関する五人の証人喚問を求めたのであります。
 KSD事件は、中小業者の汗の結晶である共済掛金、これを自民党に流し込み、党を丸ごと汚染した重大事件であります。機密費疑惑は、外務省から内閣官房への上納という財政法違反の疑いや、与野党議員に対するせんべつ、国会対策費という税金の党略的流用が問題の核心であります。これらは予算の内容に直接かかわるものであり、その全容究明を国民が強く求めているのであります。
 ところが、野呂田芳成予算委員長は、これにまともにこたえないまま、2月19日、理事会での合意が全くないにもかかわらず、公聴会の日程を独断で決定するという暴挙を行ったのであります。しかも、NHK放映中の野党議員の質疑時間中に採決を強行したのは前代未聞であり、予算委員会の歴史にぬぐうことのできない汚点を残したのであります。(拍手)
 この暴挙に野党四党が厳しく抗議し、採決の撤回を求めているにもかかわらず、野呂田芳成委員長は、これに全くこたえようとしなかっただけでなく、昨日、委員長の独断によって、与党だけで委員会を強行する暴挙を重ねた上、一方的に野党の質疑時間まで設定したのであります。野党質疑のタイムテーブルについては、直前に行われた理事会において、何の提案も合意もなかったのであります。このような傍若無人は絶対に見過ごすことはできません。(拍手)
 我々野党四党は、村上正邦元労働大臣、額賀福志郎前経済財政大臣、松尾克俊前外務省要人外国訪問支援室長を初め五名の証人喚問を実現するよう求めてまいりました。しかし、自民党、公明党、保守党の与党三党は、これに全く耳をかさず、疑惑にふたをする不当な態度をとり続け、事もあろうに、公正な運営を行うべき野呂田芳成委員長が、理不尽な態度をとり続ける与党をたしなめるどころか、その主張に唯々諾々と同調し、疑惑隠しを放置する態度をとり続けているのであります。予算委員会本来の役割を否定する予算委員長の態度は、断じて黙認することができません。(拍手)
 また、2月9日、予算委員会の議場で、自民党林省之介議員が社民党辻元清美議員を誹謗中傷する文書を配布した行為について、直ちに的確な対応をしなかったことも重大であります。(拍手)
 加えて、野呂田芳成委員長は、予算審議が重要な局面に差しかかっている18日、秋田県内で、大東亜戦争をやったことでアジアの植民地政策は根本からなくなったなどと驚くべき発言をしたのであります。衆議院の予算委員長という要職にありながら公然と侵略戦争を美化したことは、絶対に許せるものではありません。(拍手)
 野呂田芳成委員長の言う大東亜戦争とは、大東亜共栄圏をスローガンに、日本だけが優位に立って他国を支配する侵略戦争美化のために使われた用語であります。植民地政策をなくすどころか、日本の他民族支配と植民地化を推進するものであったことは、今ではだれしも否定しがたい歴史の事実であります。
 だからこそ、中国外務省は、野呂田発言に対し、侵略に功績があったというでたらめな論調は日本の一部の人が歴史問題にどれほど無知であるかを示していると強く抗議したのであります。韓国政府も、太平洋戦争を美化し、近隣諸国の苦痛から目をそらした野呂田議員の歪曲発言を非常に遺憾と考えると強い不快感を示しているのであります。
 野呂田芳成委員長はもはや委員長としてふさわしくないことは、これらの点から見て余りにも明らかであります。(拍手)
 今、政治に求められていることは、腐敗し、行き詰まった自民党政治の根本的な転換であります。そして、国民本位の景気回復を目指し、暮らしと経済再建への第一歩を切り開く予算への抜本的な組み替えを実現することであります。日本共産党はその先頭に立って奮闘する決意を申し上げ、予算委員長解任決議案に対する私の賛成討論を終わります。(拍手)

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