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平和・憲法

2004年01月28日 第159回 通常国会 予算委員会≪締めくくり総括質疑≫ 【218】 - 質問

防衛庁長官が虚偽答弁 サマワ市評議会の解散を知りながら「存在」と答弁

 2004年1月28日、03年度補正予算案審議の締めくくり総括質疑で、佐々木憲昭議員が、イラクへの自衛隊派兵の根拠のひとつであるイラク・サマワ市評議会をめぐる小泉総理と石破防衛庁長官の虚偽答弁問題を追及しました。

 サマワ市評議会は、1月24日に総辞職し解散していたことが明らかになっていますが、小泉総理も、石破防衛庁長官も、27日の本会議や予算委員会で、サマワ市評議会が「現在存在している」とか「存在し機能している」と答弁していました。
 佐々木議員の追及で、石破防衛庁長官がサマワ市評議会が総辞職し解散していたという情報を知った時期は「27日の正午過ぎ」であったにもかかわらず、夕方の予算委員会では「評議会が存立し機能している」などと答弁していたことが浮き彫りになりました。
 この問題で、28日の衆院予算委員会で、小泉純一郎首相と石破茂防衛庁長官が答弁を撤回、29日には本会議を開いて小泉首相が答弁撤回を表明するという異例の事態となりました。

 評議会の存在は、政府が派兵命令の根拠としていた「治安安定」の重要な柱です。それを撤回することは、派兵命令の大前提がまったく崩れ去ることになります。
 佐々木議員は、市評議会解散の情報を知ったのはいつかと質問。政府は25日に第1報が入り、26日朝には外務省に公電が入っていたことを認めながら、総理は「27日の予算委での議論の最中」に、石破長官は「27日正午すぎ」に、それぞれ知ったと答弁しました。
 佐々木議員は、石破長官が評議会解散の事実を知ったあとの予算委員会でも「評議会が存立し、機能している」と答弁していたことを指摘。「昼すぎには情報を知っていながら、それを隠して意識的に違う答弁をしている。完全な虚偽答弁だ」と追及しました。
 石破長官は答弁に窮したため委員会は1時間近くにわたり中断。再開後も石破長官は「(情報を)全体として分析し評価したのは予算委員会終了後だ」と言い逃れに終始しました。
 佐々木議員は「虚偽答弁は明らかだ」とのべ、派兵命令の前提が崩れていることを強調。官邸や外務省、防衛庁に事実経過を明示した資料の提出を要求しました。

議事録

○佐々木(憲)委員 今の達増議員の質問に関連して、まず最初にお聞きをしたいと思います。事実を確認したいんですけれども、外務省に現地から、サマワの市評議会が24日の時点で事実上機能が停止している、崩壊している、こういう情報が入ったのは、どういう形で、いつの時点でその情報が入ったか、事実を答えてください。
○川口外務大臣 お答えをいたします。24日、サマワ市評議会の総辞職があったわけでございますけれども、外務省としては、これにつきましては、翌25日の日曜日に、これは現地時間ですが、オランダ軍と定例の治安会議というのがございまして、その席上でオランダ側から報告があったということでございます。時差が六時間ございます、日本との間で。それで、現地時間の夜、外務省サマワ事務所から報告電が出されまして、それが、26日の、東京の時間で月曜日朝、外務省にその電報が着いております。ということが一番最初の情報でございます。
 それで、26日月曜日の午後、外務省の担当課から防衛庁に報告電を手渡しております。そして、26日月曜日夜の段階で、外務省の中東局長が報告電を読んで、この件について認知をいたしております。そして、27日の火曜日、昨日ですけれども、朝の段階で、他のメンバーがこの情報について知るということになったということでございます。
 なお、防衛庁につきましては、別途のルートでとりあえずの情報も入手をしていたということのようでございます。以上です。
○佐々木(憲)委員 今、発言が、総理の発言の撤回と防衛庁長官の発言の撤回があったわけです。まず、防衛庁は外務省のこの情報についていつの時点で知ることになったのか、その点についてお答えください。
○石破防衛庁長官 外務大臣からお答えがございましたように、とりあえずの報告が現地の部隊よりメールを通じまして私どもの方に到達いたしましたのが、日本時間で申しますと、日曜日の午前中に担当課が受領をいたしておるところです。これは、とりあえずの情報でございます。そういうことがあるということの情報であります。
 外務省の方から私どもの方にそれが発出をされましたのは、月曜日、26日の午後、外務省の担当課より私どものクーリエによりまして報告電を私どもの方が受け取り、逆に申し上げれば、外務省の担当課より防衛庁のクーリエに報告電が手渡されたのが月曜日の午後ということでございます。
○佐々木(憲)委員 総理の答弁、昨日の、サマワの市評議会が事実上存在している、そういう答弁があったわけですが、その前にその情報というのは当然総理のところに届いていないとこれはおかしいわけでありまして、今の外務省と防衛庁の情報の入手の仕方を見ますと、当然それが前提となっていなければならない。にもかかわらず、あのように現地の評議会が存在しているという答弁をされたわけですから、発言をされたわけですから、一体、情報はどこでどのように滞っていたのか、そこを明確にしてください。――わかる人にかな。
○笹川委員長 政府側、だれでもいいそうですよ。
 川口外務大臣。
○川口外務大臣 外務省からは、情報を、26日の月曜日の時点で、これはもう紙ベースでいろいろ配付をしているようでございますけれども、実際に総理あるいは官房長官御自身がこれについてお知りになったのは、昨日の予算委員会のときの議論の際にこのことについては御認知なさったということでございます。
○佐々木(憲)委員 官房長官、この情報はいつお知りになりましたか。
○福田官房長官 今、外務大臣から答弁したとおりです。
○佐々木(憲)委員 ということは、きのうのこの予算委員会の始まる前ですか、後ですか。
○福田官房長官 予算委員会のこの場で知りました。
○佐々木(憲)委員 そうしますと、外務省は、情報を、予算委員会が始まる前に、もう既に25日の時点で情報をキャッチし、26日には防衛庁あるいは内閣に、内閣はどういう形でこれを知ることになるのか、総理、官房長官は。要するに、この空白期間というのは一体これは何なんですか。つまり、知らされていなかったということですね。そういうことになりますね。
○笹川委員長 佐々木憲昭君、どなたに質問しますか。
○佐々木(憲)委員 官房長官です。
○福田官房長官 何度も答弁していますけれども、そのときに初めて知ったということですから、それが初めてなんですよ。それまでは情報は来てなかったんです。
○佐々木(憲)委員 外務省は26日の時点で既に伝えていたということですね。
○川口外務大臣 先ほど言いましたように、総理、官房長官がこのことについてきちんとその認識をなさったというのは、27日、昨日の予算委員会の議論の際ということでございます。
 26日に外務省にサマワの現地から公電で連絡があったというのは、まず担当課に入ったわけでございまして、この夜、中東局長自身がこれを読んで、これを認識したということでございます。
 それで、外務省のほかのメンバー、私も含め副大臣あるいは総政局長等々がこれを認識しましたのは、27日火曜日の朝、予算委員会の答弁の勉強会を朝いたしますので、その際知った、そういうことでございますし、そこに出ていなかったメンバーについては、その勉強会の後、それを知った、そういうことでございます。
○石破防衛庁長官 外務省の流れは今大臣が御答弁になられたとおりですが、私どもの方といたしましては、私がこれを知りましたのが昨日の正午過ぎ、予算委員会の答弁勉強会の後に本件につきまして私がそれを認知したものでございます。
○佐々木(憲)委員 防衛庁長官は昨日の正午過ぎと言いましたが、それ以前に情報は防衛庁に届いているんじゃありませんか。
○石破防衛庁長官 先ほどお答えをいたしたかと思いますが、防衛庁の担当課が現地よりの、とりあえずそういうことがあるという、評価、分析を十分加えないままのとりあえずでございますが、とりあえずの報告を受け取りましたのは、25日、すなわち日曜日の午前でございます。そして、外務省から外務省が持っておられますそのような電報というものを防衛庁のクーリエに手交をされましたのが月曜日の午後ということでございます。
○佐々木(憲)委員 そうしますと、防衛庁は、とりあえずの情報は25日に知っていた。外務省から、先ほど外務大臣は、午後、防衛庁に手渡した、こういう発言をされている。にもかかわらず、防衛庁長官は、次の日の27日の昼過ぎまで知らなかったと。これは、あるいは知らなかったか、あるいは知っていたけれども違う答弁をしたのか。
 防衛庁は、情報を25日に、まあその事実関係というものはこれは評価の問題ではなくて事実ですから、つまり、サマワ市評議会が存在しているのかいないのかという非常に単純な情報なわけであります。それを25日に既に防衛庁はキャッチしていた、防衛庁長官はそのことについて2日間全く知らなかった、こういうことになるわけですね。それが防衛庁の情報の伝達のあり方なんでしょうか。
○石破防衛庁長官 事実は先生御指摘のとおりでございます。おまえは知ったのはいつかというような問いにもう一度お答えをするとすれば、昨日の正午過ぎということになります。事実としてはそのようなことでございます。
○佐々木(憲)委員 昨日の防衛庁長官のこの場での答弁は、その情報を知った上で発言をされていたのか。つまり、昼過ぎには知っていたわけですよね。知っていながら、サマワ市評議会というのは有効に機能しているという答弁を夕方やっている。ということは、知っていながら虚偽の答弁をした、こういうことになるわけですね。その責任はどう感じているんですか。
○石破防衛庁長官 答弁は、そのことを承知の上で答弁をいたしております。サマワの評議会はそのとき存在しない、存在しないというか総辞職をしておるということ、そのことを承知の上で答弁をいたしております。そして、それは、議事録をもう一度私も読み返してみましたけれども、そこの部分、それでも存在していたというような部分、これは撤回いたしました。現状ではそういうことになっております。
 そこへ戻って考えますに、その後私が申し上げておりますのは、治安の状況というものが、21日に、いいですか、21日に彼らが、つまり、先遣隊がサマワを出発いたしております。そして、現地の方々と、部族長やあるいは宗教指導者、そして評議会、その方々と会議をやり、いろいろな意見交換をした、それは20日でございます。21日に立っております。日本へ到着し、私に報告したのは23日でございます。その時点でも、評議会はまだ辞職はしておりません。
 そこで、きのう答弁を申し上げましたときに、治安の状況というものについては同じ認識を持っているということでございます。その後に、今後どのように推移をしていくか、治安の状況というものが総辞職をしたことによって変化したとは認識をしていないが、今後これがどのようなことになるかは極めて注意深く見ていかなければ、治安というものが影響を与える要素はある、そのことには本当にこれから先も注意をしていかねばならない、その旨答弁を申し上げました。
○佐々木(憲)委員 先ほどの答弁では、防衛庁長官は、その情報を知ったのは昼過ぎであると。知っていながら虚偽の答弁をしているんです。つまり、虚偽の答弁を、事実に反する答弁をしたからこそ先ほど撤回したんでしょう。謝罪をし、撤回したわけですね。昨日の昼過ぎにはもう既に知っていながら、それを隠してというのか、意識的にそれと違う答弁をした。虚偽の答弁をした。その責任はどう感じているんですか。虚偽の答弁をしたかどうかだけ答えてください。
○石破防衛庁長官 撤回をしたという事実はそのとおりであり、おわびをしたということも先ほど申し上げたとおりでございます。しかし、それを知っていながら虚偽の発言をした、あるいは意図的に事実と異なる、すなわち、治安が悪化しているにもかかわらず悪化をしていないような、そのような評価、分析というものについて虚偽をしたということはございません。その発言を撤回し、おわびをしたということは、先ほど来申し上げておるとおりでございますし、今ここで冒頭申し上げたとおりでございます。
○佐々木(憲)委員 この情報、昨日の昼過ぎに知ったということですね。昨日の昼過ぎに知っていたということは先ほど答弁した。それはもう撤回しませんね。
○石破防衛庁長官 昨日の正午過ぎに、予算委員会答弁勉強会の後に、時刻的に申し上げれば正午過ぎでございますが、本件につき承知をした、認知をしたということは事実でございます。この答弁に間違いはございません。
○佐々木(憲)委員 これは極めて重大でありまして、事実を正確に掌握していながら、その事実と全く違う答弁を委員会で行う。完全にこれは虚偽の答弁をしているわけです。しかも、それを撤回しているわけですね。つまり、防衛庁長官は、自分でみずから、事実と、自分の掌握している情報と違う答弁を意識的にやったということになるわけであって、そういう状況のもとで一体まともな審議ができるのかということになるわけですよ。私は、そういう点についての責任をはっきりとらない限りは、これ以上質問できません。(発言する者あり)
○笹川委員長 速記をとめて。
〔速記中止〕
○笹川委員長 速記を起こして。
 暫時休憩します。



○笹川委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。質疑を続行いたします。佐々木憲昭君。
○佐々木(憲)委員 先ほどの質問で、防衛庁長官が、昼の時点で情報をキャッチしていながら、夕方の予算委員会の答弁では違う答弁をされた。私は、これは虚偽の答弁をしたということになるのだと思うわけですが、一体これをどのように責任をとっていただけるのか、防衛庁長官にお聞きをしたいと思います。
○石破防衛庁長官 サマワ市評議会に関しますとりあえずの情報等は、先ほど申し上げました時点、すなわち、委員も御指摘なさり、私も答弁を申し上げましたが、委員会開会前に受けました。私として、それを全体として正確に分析し評価をいたしましたのは、昨日の予算委員会終了後でございます。この点に関しまして御迷惑をおかけいたしましたことは申しわけなく、おわびを申し上げ、今後十分注意をしてまいりたいと思います。
 なお、虚偽の答弁をしたのではないかというお話でございます。すなわち、委員会の時点ではサマワ評議会メンバーが辞職している事実を知りながら虚偽の答弁をしたのではないかとの御指摘でございますが、議事録を御確認いただいてもおわかりいただけるかと思いますが、昨日の委員会におきましても、ルメイサ市及びサマワ市の市評議会議員が1月21日及び1月24日に辞職をしたということは承知をしておるところでございますとの答弁を私はいたしております。
 虚偽の答弁をしたという御指摘は、私は、21日、24日、ルメイサ、サマワ、辞職をしたということは申し上げており、虚偽の答弁をいたしたという認識はいたしておりません。
○佐々木(憲)委員 外務大臣は、24日の時点で現地サマワ市評議会のメンバーが総辞職をしたということをその情報によって知った、そのことについて、その事実を防衛庁に文書で26日に手渡した、そういうふうにおっしゃいましたよね。それは確認できますね。
○川口外務大臣 これは、先ほど申し上げましたとおりでございまして、26日の月曜日の午後、外務省の担当課から防衛庁クーリエに報告電を手渡しております。
○佐々木(憲)委員 防衛庁長官は昼過ぎに知ったというわけですけれども、その昼過ぎに知った情報というのは、今外務大臣がおっしゃったように、評議会の総辞職を知った、こういうことですね。
○石破防衛庁長官 総辞職をしたということを承知いたしました。
○佐々木(憲)委員 総辞職をしたと。そうしますと、当然、その評議会は人がいないわけですから、存在もしておらず、機能もしていない。したがいまして、先ほどの謝罪の答弁というものは、全体を正確に分析し評価したのは予算委員会終了後だった、しかし、その前に総辞職をしていたということは知っていた、つまり、機能していないということを知っていたと。しかしながら、夕方の予算委員会では、機能しているという答弁をされておるわけですね。これは明らかに虚偽の答弁じゃないですか。
○石破防衛庁長官 治安についてどのような評価をするかということについて、評価を申し上げました。その時点における私としての評価、分析を申し上げたところでございます。機能している、だから治安は大丈夫だというような論理を使って御説明をしたことはございません。
○佐々木(憲)委員 私の質問に答えていないんです。総辞職を知ったのは昼過ぎであったと。総辞職しているんですから機能していないわけです。夕方の答弁は、存在し機能していると。これをきょうお認めになって、その答弁は撤回したわけです。ですから、その時点で虚偽の答弁をしていた、これははっきりしているんじゃありませんか。
○石破防衛庁長官 私が答弁の中で機能の点について言及いたしておりますのは、達増委員からの御質問にお答えいたしまして、評議会というものがどうやって構成をされたのか。すなわち、20日の時点で、私どもの先遣隊の隊員が21日に現地を出発しておるわけですから、20日の時点において機能していたということですが、これは答弁では申し上げておりませんが、評議会というものがどうやって構成をされたのか、今までどういう形でそれが機能していたのかということについては、私も、どのような人選が行われるかということについて、事前にも、そしてまた現地に赴いた隊員にも、どういうような形で選ばれたのか、そしてその会談のときに、これは委員も映像でごらんになったことと思います、これは達増委員の御質問にお答えをしておるわけでございます。機能につきまして言及をしておりますのは、その点かと存じます。
○佐々木(憲)委員 全然質問と違うんですよ。20日の時点で機能していた、それは20日の時点の話じゃないんです。24日の時点で機能していなかったということは、外務省も把握し、それは報告をされていた。そのことを、総辞職をしたということは、今答弁があったように、防衛庁長官は昨日の昼過ぎにはもう知っていたわけです。総辞職をしているわけですから、機能していないんです。機能していないということを知りながら、夕方の答弁では、機能していた、機能していると。
 つまり、21日の話じゃないんです。20日の時点の話じゃないんです。24日の時点で機能していないというのを知っていながら、機能しておりますという答弁をした。だからきょう撤回したんでしょう。何の撤回なんですか、これは。虚偽の答弁をしたということは事実じゃないですか。
○石破防衛庁長官 冒頭申し上げましたように、総辞職をしているということはお答えをいたしました。したがいまして、虚偽の答弁という点はどの点を指して言っておられるのか、どの点が虚偽なのかということでございます。総辞職をしておるということをきちんと申し上げた上で答弁をいたしておるわけでございます。
○佐々木(憲)委員 全然答えになっていないですよ。どの点が虚偽だという点について私は言っているわけですね、明確に。
 あなたが昨日の昼過ぎに知ったのは、24日の時点で既に総辞職があり、事実上機能していないということを既に知っていたんですよ。それは事実ですね。そして、その夕方、夕方の答弁では、サマワ市評議会が現在存在し機能していると発言をした。
 けさのあなたが冒頭発言をした内容をもう1回言いますか。
 「昨日の予算委員会において、私より、サマワ市評議会が現在存在し機能しているとの発言をいたしましたが、これを撤回いたします。」存在し機能しているということを夕方はっきり言っている。だから、これは撤回したんですよ。つまり、虚偽の発言をしたから撤回したんでしょう。
 もうこれ以上進まないよ、これ。だめだよ、これは。
○石破防衛庁長官 けさほどの撤回の答弁は、今委員が御指摘になったとおり私は申し上げました。それは議事録を精査してみまして、それはそのように委員が、そしてまた与党、野党、御議論いただき、認識を共有いただき、私としても、そこの部分は存在していたというふうな御認識を委員共有なさるようなそういう発言をしたということで、私は撤回をしたものでございます。
○佐々木(憲)委員 これは全然、これ以上できないですよ、こんな答弁じゃ。これはだめだよ、こんな答弁じゃ。全然だめだよ、こんなの。虚偽の答弁をしているんだから。
○石破防衛庁長官 繰り返して申し上げますが、私の発言、つまり撤回の発言は、申し上げたとおり、間違いはございません。そして、委員各位の間で御議論なさり、そしてまた、私もそれをお聞きし、そのような発言というようなことの認識で一致をいたしましたので、撤回をしたということでございます。
○佐々木(憲)委員 最後にちょっと。私は今の答弁というのは納得できないんですよ。できないんです。資料要求をしたいと思うんですよ。
 何月何日何時の時点でどのような情報が、外務省、防衛庁、官邸、それぞれ入手をされ、どのように処理をされていたか。この問題に関連する時系列の資料を提出いただきたい。
 委員長、よく取り計らっていただきたい。
○笹川委員長 理事会で協議します。
○佐々木(憲)委員 約束をしていただきたいと思うんですが。
○笹川委員長 理事会で協議します。これにて佐々木君の質疑は終了いたしました。

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